KRC CUP 2010 |
写真をクリックすると拡大します |
レポート J-17
|
|
2010年8月29日甲子園浜沖においてKRC CUP 2010を開催し、14〜16ノットの風の中、スペシャルクラス3レース、オープンクラス2レースが無事成立しました。
種目は3ジャイブのダウンスラローム。距離は1レグ400〜500mのショートコース。
スペシャルクラスは28名のエントリーがあるため、1ヒート14人、2グループにわかれたラウンドロビン方式を採用。組み合わせはあらかじめランダムに振り分けられ、各レースごとに対戦メンバーが変わる。今回は浅野・駒井プロも参戦しているため、強豪がそろうヒートもありました。
一方オープンクラスは14名のエントリーのため一斉スタートで競技を行いました。
大会当日は午後から南西の風が吹く予報。午前中は北風の微風の中、和やかに開会式を行い、そのままウエイティング。その後予報通り、午後1時ごろから9〜12ノットの風が入りだし、12〜14ノットで安定しだした1時40分Z旗が掲揚されました。
<一番にスタートラインに到着した静岡Breezeから参戦の鈴木良典選手>
|
|
定刻通り2時40分スペシャルクラス第1ヒートからレーススタート。この頃になると風も14〜16ノットまで吹き上がり、大きいセイルで出艇している選手にとっては結構きついコンディション。このオープニングヒートではセイルナンバー555田辺選手がいきなりリコール。通常スラロームレースでは1人でもリコール艇があった場合、ゼネラルリコールとなり再スタートをしてレースを行いますが、今大会はそのままレースが続行されるシステム。当然リコール艇は失格となりますが、レースはそのまま続行。そこから日本チャンプの艇速を発揮した浅野プロが危なげなくトップフィニッシュ。2位には地元甲子園の井上選手、3位には駒井プロが入った。引き続きスペシャルクラスの第2ヒートがスタート。このヒートは四国から参戦の田中選手がトップフィニッシュし2位には地元甲子園の吉山選手、3位にはラニカイの松本選手が入った。この時点でスペシャルクラスの第1レースが終了し、次にオープンクラスの第1レース第3ヒートスタート。オープンクラスの選手にとってはきついコンディションでしたが、このレースはSPOOKYインストラクターの有井選手がトップフィニッシュとなった。
<トップを快走するJ-25浅野プロ> |
3時10分バックツーバックでスペシャルクラス第2レーススタート。第4ヒートは井上選手がトップフィニッシュし、2位に吉山選手、3位には若手のホープ山田良作選手が入った。第5ヒートは浅野プロが連続トップフィニッシュし、2位に竹中選手、3位に田中選手が入った。オープンクラス第2レースである第6ヒートは有井選手が連続トップフィニッシュし2レーストータルで優勝、2位にはラナイズビーチクラブ上地選手、3位には富田塾/SBの藤原選手が入った。 |
3時40分スペシャルクラス第3レースの第7ヒートがスタート。このレースは田渕選手が下からジャストスタートし、第1マークをトップ回航。逃げる田渕選手を第2マーク手前でパスした駒井プロが先にジャイブし、そのままトップフィニッシュ。2位には最終マークで追い上げた竹中選手、3位には井津上選手が入った。
<第7ヒート 第1マークトップ回航田渕選手、第2マークトップ回航駒井プロ> |
|
|
本日の最終ヒートである第8ヒートがスタート。ロケットスタートを決めた浅野プロが終始レースを引っぱりトップフィニッシュ。2位には吉山選手、3位には松本選手が入った。
この結果ワールドレベルの走りで他を圧倒した浅野プロが総合優勝、2位は全レース2位でまとめあげた吉山選手、3位は第2レースでトップフィニッシュした井上選手、4位は第3レースでトップフィニッシュした駒井プロ、5位は2位を2本取った竹中選手、6位には第1レースでトップフィニッシュした田中選手が入った。
甲子園では久しぶりに成立したダウンスラローム。
いいコンディションに恵まれ、いいレースができたと思います。
<第8ヒート トップを走る浅野プロ>
|
|
|
Special Class 入賞者 |
Open Class 入賞者 |
|